戻る

EX 徹底攻略
「既存のカードの能力調整」第1回

第1回の今回は、能力調整の全体的な傾向を探る。

もう重いなんて言わせない
■直接攻撃のコスト低下、攻撃力アップ
・ゲッティ 「ヤリイカさし」のコストを『1コ』→『0コ』。
・ポポンカー 「たいあたり」の攻撃力を『2P』→『3P』。「ポポンポンポン」で増えるストーンを『4コ』→『6コ』
・タコッケー LV1のとき、HPを『5』→『4』。LV2のとき、「ぶっちゅう」の攻撃力を『3P』→『4P』。
・コワイル 「しょうげきは」のコストを『2コ』→『1コ』。
・ワイルダー 「しょうげきは」の攻撃力を『3P』→『5P』。コストを『2コ』→『1コ』。
・ビヨンド LV2のとき、「ビヨ〜ン」の攻撃力を『3P』→『4P』
・ルージュ 「ハートアタック」のコストを『1コ』→『0コ』。
・ケッコウ LV1のとき、「すぽーん」のコストを『1コ』→『0コ』。
・ガンガラ LV1のとき、「ガンガラダンス」のコストを『2コ』→『1コ』。LV2のとき、「つえたたき」の攻撃力を『2P』→『3P』。
・スッピーン LV2のとき、「スッピンビーム」の攻撃力を『1D』→『2D』。
・ぎんじ(ハッピー) ハッピーの「メガホンパンチ」の攻撃力を『1P』→『2P→3P』。
・ラブレー 「いっきのみ」の攻撃力を『2〜5D』→『3〜6D』。確率は、3D:4D:5D:6D=2:2:1:1。
・ゲイリー 「ずつき」の攻撃力を『0P』→『1P』。
・ガサッツ 「つつく」の攻撃力を『1P』→『2P』
・ズガンター 「おまけバズーカ」の攻撃力を『1P』→『2P』。

多くの遠距離攻撃のコストが軽減されたので、殲滅が狙いやすくなった。ゲッティ、コワイル、ルージュは後衛潰しに活用できそうだ。
攻撃力が上がったモンスターの中で注目すべきは、LV2でマスターに2ダメージ与えることができるようになったタコッケー、ビヨンド、スッピーンの3体。ビターの代わりにタコッケー、ヤンバルの代わりにビヨンドといった使い方ができる。育成型速攻デッキが強力になるかも。

攻撃ばかりが能じゃない
■使いやすくなった特殊能力
・パパトット 「マナコピー」の効果継続時間を『1cy』→『完全にマナトット化』(変身時、HPは4(初期値)になる。変身時、そのモンスターにかかっている全ての効果は解除される。変身時、レベルの差分のストーンは手元に戻らない。マナトットに変身させられたモンスターは、レベルアップをしたり「へんしんミラー」を使ったりすることができる)。
・ポンカー 特技「ポポン」追加、コスト『0コ』、使用マスターのストーンを、LV1のとき『1コ』、LV2のとき『2コ』増やす。
・ポポンカー 「たいあたり」の攻撃力を『2P』→『3P』。「ポポンポンポン」で増えるストーンを『4コ』→『6コ』
・マッコイ HPを『4』→『5』。「ヒーリング」の回復力を『2』→『完全回復』。
・レイラ 特技「のろう」を追加、コスト『1コ』。LV1のとき、隣のモンスター1体に『2D呪い』をつける。LV2のとき、『どこでもモンスター』で『3D呪い』をつける。
・レイババ HPを『3』→『5』。特技「のろう」を追加、コスト『0コ』。『どこでもモンスター』で『3D呪い』をつける。
・ガンガラ LV1のとき、「ガンガラダンス」のコストを『2コ』→『1コ』。LV2のとき、「つえたたき」の攻撃力を『2P』→『3P』。
・クロロウ LV1のとき、HPを『5』→『4』。特技「サラヴァ」を追加、コスト『4コ』、攻撃範囲は『隣のモンスター』。LV2のとき、「サラヴァ」の攻撃範囲を『隣のモンスター』→『どこでもモンスター』。
・コカッパー 「かなしばり」のコストを『2コ』→『1コ』。LV2のとき、「かなしばり」の攻撃範囲を『隣のモンスター』→『どこでもモンスター』
・カッパラー 「かなしばり」のコストを『3コ』→『1コ』。
・クレア LV1のとき、「ウォッシュ」のコストを『2コ』→『1コ』。LV2のとき、「ウォッシュ」のコストを『1コ』→『0コ』。
・ラティーヌ LV1のとき、HPを『4』→『3』。特技「ヒーリング」→「ハイヒーリング」、コスト『3コ』、回復力『1』。LV2のとき「ハイヒーリング」のコストを『2コ』→『1コ』。
・カップン LV1のとき、特徴「はんげき」を追加。
・ガブッチョ LV4のとき、HPを『4』→『5』。特徴「はんげき」を追加。
・ヤンペロン LV2のとき、ストーン呪いの個数を『2コ』→『3コ』。
・ウズフラー HPを『4』→『5』。「ペロリストーン」で減らす相手のストーン数を『自分が減らしたストーン数』→『自分が減らしたストーン数+1コ』。減らせる個数の範囲は『0〜9コ』。相手の所持ストーン数以上、自分のストーンを減らすことも可能。

相手モンスターの攻撃を封じたり、殲滅の補助をしたりする特技が強力になっている。
速攻デッキにしろ殲滅デッキにしろ、相手マスターへの攻撃が容易ではなくなっていると考えられる。
ということは、相対的にクレアの価値が高まっているといえるだろう。どんなデッキに入れても損のないカードになった。

HP1の差が明暗を分ける
■脅威の肉体改造、HPアップ
・ウォータ HPを『5』→『6』。
・ジャレス LV1のとき、HPを『4』→『5』
・マッコイ HPを『4』→『5』。「ヒーリング」の回復力を『2』→『完全回復』。
・ガンター HPを『4』→『5』。
・ドガンター HPを『4』→『5』。
・レイババ HPを『3』→『5』。特技「のろう」を追加、コスト『0コ』。『どこでもモンスター』で『3D呪い』をつける。
・ヌンチャ HPを『4』→『6』。
・おやこだま HPを『2』→『5』。特徴「こばなれ」を追加、「こだまばくだん」を使うと自分のHPが1減る。
・トリゴミー HPを『4』→『5』。
・ガブッチョ LV4のとき、HPを『4』→『5』。特徴「はんげき」を追加。
・ウズフラー HPを『4』→『5』。「ペロリストーン」で減らす相手のストーン数を『自分が減らしたストーン数』→『自分が減らしたストーン数+1コ』。減らせる個数の範囲は『0〜9コ』。相手の所持ストーン数以上、自分のストーンを減らすことも可能。

能力は面白いんだけど、体力面に不安が…。そんなモンスターたちのHPがアップした。1の違いがどれ程大きな意味を持つかは、このゲームをやり込んでいる人には説明不要だろう。
壁役として、ブラック殲滅でバーサクと組み合わせて、ホワイトだけどシールドをかけずに、などといろいろな活用法が考えられる。

お、いいじゃん
■使いやすくなったマジック
・ヒーリング コストを『3コ』→『2コ』。
・パワーダウン コストを『2コ』→『1コ』。効果継続時間を『1cyT』→『1cy』
・かまいたち 攻撃範囲を『どちらかの前衛一列』→『前衛・後衛4列の中のいずれかの一列』。
・ハイヒーリング コストを『2コ』→『1コ』。
・ハリケーン コストを『2コ』→『3コ』。攻撃力を『1P』→『2P』。攻撃範囲を『モンスターがいる縦の2列のうち、ランダムでどちらか1列(確率は半々)』に変更。
・マッドファイア 『4Pのとき使用マスターは1ダメージ受ける』→『ダメージを受けない』
・ゆうわく 誘惑する対象を『隣のモンスター』→『どこでもモンスター』。
・おまもり コストを『2コ』→『3コ』。『3/4または1/3の確率で回避』→『必ず回避』。
・ジアーゲン ターン開始時の後衛から前衛へのスライド移動で効果が『解除される』→『解除されない』。
・かげぬい 移動系マジックによる移動が『できる』→『できない』。移動させるようなマジック使用はできない。

デッキに投入するには後一歩。そんなマジックカードに、コストダウン、攻撃力アップ、効果の強化、などの様々な変更が加えられた。デッキのバリエーションが増えること請け合いである。

それでも使う?
■弱体化した☆5級カード
・エルゴマ 「スピンアタック」の攻撃力を『5P』→『4P』。
・てんしのラッパ コストを『4コ』→『6コ』。
・にゃあお HPを『5』→『4』。特技を「ワープ」→「ねこまねき」(ローテーションの効果)、コストを『2コ』→『3コ』。
・へんしんミラー コストを『4コ』→『6コ』。
・モーガン 「きゅうこうか」のコストを『0コ』→『2コ』。LV2のとき、「けとばし」の攻撃力を『3P』→『2P』。

巷では禁止カードとして扱われていた☆5級カードは軒並み弱体化。しかしそれでも基本能力は高いので、他のカードが強化されているとはいえ、見劣りするほどではない。デッキ投入を考慮する価値は十分にあるだろう。

ワンダー最強伝説の崩壊
■弱体化したバウンシールド
・バウンシールド 受けるパワーを半減『切り捨て』→『切り上げ』(跳ね返すパワーは切り捨てのまま。つまり、受けるパワー+跳ね返すパワー=元の攻撃のパワー)。

攻撃されたとき、1P、2Pの場合は1ダメージ。3P、4Pの場合は2ダメージ。つまり、3P以下の攻撃に対してはハードシールドよりも弱い。1P攻撃に対しては全く無効。それでいて、ヤンペロンやペンスキーに弱いという欠点は残ったまま。ワンダーを使うときにはバウンシールドには期待せず、別の特技を中心に戦略を組み立てる方が良さそう。

■総括
全体として、モンスターに対する攻撃と特技が強力になっているので、レベルアップしやすいが倒されやすくもなっている。かと言って、殲滅デッキが戦いにくいわけではない。単純に相手マスターに攻撃を集中する従来の速攻の戦い方では、レベルアップした相手のモンスターにいいようにやられてしまうだろう。どういう戦略を選ぶにしても、マジックや特技をうまく活用することが大切である。
手札の入れ替わりが激しくなりそうなので、カード枚数のバランスは見直しが必要だろう。ドロー5は3枚必須か。
どのマスターでどんな戦略を選び、どんなデッキを作るのが強いのか、それは今はまだ分からない。