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コラムNo.002「『デッキ』・『プレイ』・『運』」



バトラーにとって対戦で勝つために必要な要素は、
「デッキ」・「プレイ」・「運」の三つです。
「プレイ」はさらに「読み」と「計算」に分けられます。

「デッキ」・「プレイ」は全て自分の意思で決定することができますが、
「運」は人為的に操作することはできません。
というか、人の力ではどうにもならない部分を「運」と呼びます。
本コラムでは、No.003、No.004で「デッキ」の話、
No.005〜No.008で「プレイ」の話をします。
「運」については本節で少しだけ取り上げるに留めます。

さて、対戦経験の多い人なら誰でも
負けたときに「運が悪かった」と感じたことはあると思います。
しかし高みを目指すなら、なるべく運のせいにはしたくないものです。
運が悪くて負けたように思えるバトルでも、
真の敗因は別のところにないか考えるようにしましょう。
例えば、ドローが悪くてバトルの途中でモンスターが足りなくなって負けた場合、
もしかしたら悪ドローの原因は「運」ではなく、
「デッキ」のカードバランスが悪かったのかもしれないし、
モンスターの守り方(「プレイ」)が悪かったのかもしれません。

「デッキ」や「プレイ」を工夫することで、
「運」の占める割合を変化させることはできます。
例えば「でなおし」や「ならべかえ」をデッキに入れればデッキの総合力は恐らく落ちますが、
ドローが悪くてどうしようもない事態に陥る確率は下がります。
安定した戦いをしたければ、「運」の占める割合をなるべく減らしておくといいでしょう。
逆に、「レベルチェンジ」や「ゲイリー」を仕込んでおけば、
「運」が良ければ通常ではできないような一発逆転も可能です。
お勧めはしませんが、たまに使ってみるのも面白いと思います。

ところで、「デッキ」・「プレイ」・「運」に続く第4の要素として、
「対戦相手の情報」を加えることができるかもしれません。
相手の癖や使うデッキが事前に分かっていれば、
対戦前の「デッキ作り」や「デッキ選択」、そして対戦中の「読み」において、
有利なのは確かです。
しかし、そのような情報は移ろいやすく普遍性のないものなので、
本コラムでは取り扱いません。
ヘタに相手のことを分かった気になって、
裏をかかれたり読みが甘くなったりすることのないように気をつけましょう。
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